マカオ、春節GW3日目のインバウンド旅客数は17.2万人…3日間累計38.3万人

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。今年(2025年)の春節は1月29日で、中国本土では今年は1月28日から2月4日まで8日間の大型連休(春節ゴールデンウィーク)に。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)MGTOが1月31日に公表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW3日目(1月30日)のインバウンド旅客数は17万2733人だったとのこと。前年同時期の連休3日目との比較では20.6%減。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の73.3%を占める12万6675人、香港からの旅客が同19.2%の3万3230人で、それぞれ前年同日から22.6%、19.9%減。

 今年の春節GW3日目までの累計では、総インバウンド旅客数が前年同時期から23.6%減の38万3557人、単日平均にして12万7852人に。

 1月30日は世界遺産が密集するマカオ半島の歴史市街地区に人流が集まり、世界遺産・聖ポール天主堂跡一帯で午後の二度にかけて交通管制(歩行者の一方通行)が敷かれたが、それぞれ1時間前後で解消された。

 MGTOは今年の春節GW8日間の単日平均インバウンド旅客数を前年同時期から9%増の約18.5万人とする事前予測を示している。インバウンド旅客の入境のピークは2月1・2日と予想されており、観光名所やイミグレーション施設周辺の混雑が見込まれる。

 参考までに、昨年同時期(2024年2月10〜17日の8日間)の総インバウンド旅客数は135万7803人、単日平均16万9725人だった。コロナ前2019年同時期の単日平均は17万1702人。

春節ゴールデンウィーク期間中のマカオの様子=2025年1月29日、世界遺産・聖ポール天主堂跡前(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国…
  2.  目下、マカオは年間最大の書き入れ時となる旧正月の春節シーズンを迎えている。  マカオ治安警…
  3.  中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社(SJM Resorts, S.A.)は…
  5.  マカオ司法警察局は1月27日、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設で偽造香港ドル紙幣を行使したと…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun