マカオ、春節3日目1月31日のインバウンド旅客数が約22万人に…2019年以降の単日最多

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。今年(2025年)の春節は1月29日で、中国本土では今年は1月28日から2月4日まで8日間の大型連休(春節ゴールデンウィーク)に。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月1日に公表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW4日目(春節から数えて3日目にあたる1月31日)のインバウンド旅客数は21万9092人だったとのこと。前年同時期の連休4日目との比較では9.1%増で、2019年以来の単日最多インバウンド旅客数を更新した。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の76.2%を占める16万6981人、香港からの旅客が同18.0%の3万9544人で、それぞれ前年同時期の同日から4.5%、20.2%増。

 今年の春節GW4日目までの累計では、総インバウンド旅客数が前年同時期から14.3%減の60万2649人、単日平均にして15万0662人に。

春節から3日目となる1月31日夜に開催された花火大会の様子=マカオ半島・観音像前(写真:GCS)

 1月31日夜には目玉の観光イベントとなる春節祝賀パレードと花火大会が行われた。昼間は世界遺産が密集するマカオ半島の歴史市街地区に人流が集中し、午後の一部時間帯に世界遺産・聖ポール天主堂跡一帯で交通管制(歩行者の一方通行措置)が敷かれた。

 MGTOは今年の春節GW8日間の単日平均インバウンド旅客数を前年同時期から9%増の約18.5万人とする事前予測を示している。インバウンド旅客の入境のピークは2月1・2日と予想され、今後も観光名所やイミグレーション施設周辺の混雑が見込まれる。

 春節GW4日目にあたる2月1日午前11時までのインバウンド旅客数は前日を上回るペースとなっており、単日最多記録を2日連続更新する可能性もある。

 参考までに、昨年同時期(2024年2月10〜17日の8日間)の総インバウンド旅客数は135万7803人、単日平均16万9725人だった。コロナ前2019年同時期の単日平均は17万1702人。

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