香港、春節GW前半4日間のインバウンド旅客数が6%増の約68万人に

 旧正月の春節シーズンを迎え、香港にも多くのインバウンド旅客が訪れているようだ。

 今年(2025年)の春節は1月29日で、香港のインバウンド市場で最大のシェアを占める中国本土では、1月28日から2月4日まで8日間の大型連休(春節ゴールデンウィーク)となっている。

 香港旅遊発展局(香港政府観光局)のデーン・チェン理事長は2月1日午前にラジオ番組に出演した際、春節GW前半の4日間(1月28日から31日)のインバウンド旅客動向について言及。4日間累計のインバウンド旅客数は前年同時期から6%増の約68万人(延べ、以下同)で、中国本土からが4%増の約56.4万人、中国本土以外からが16%増の約11.4万人だったことを明らかにした。

 同氏によれば、香港では春節シーズンに数多くのイベントが開催され、香港の新年ムードを味わおうとする旅客の需要により、9割近くのホテルが満室になっているとのこと。なお、同氏はインバウンド旅客の数字だけを追うだけではなく、香港へ来た旅客が素晴らしい体験をしてくれることを望んでいると強調した。

 なお、同じ4日間のマカオの累計インバウンド旅客数(速報値)は14.3%減の約60.2万人で、中国本土からに限ると16.5%減の43.8万人。

 香港、マカオとも連休後半にかけてインバウンド旅客数の伸長が予想されている。

香港のビクトリアハーバーで開催された春節花火大会(資料)=2025年1月30日(写真:news.gov.hk)

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