マカオ、架空の強盗被害を自作自演の中国人の男逮捕…カジノの負けを家族に説明できずやった

 マカオ司法警察局は2月3日、マカオで架空の強盗被害をでっち上げたとして、中国人(中国本土居民)の自称無職の男(30代)を虚構犯罪(狂言)で逮捕したと発表。

 同局によれば、前月(1月)28日夕方、上述の男から同日午後にコタイ地区のカジノ施設付近を通りがかった際、二人組の男に突然背後から押し倒され、所持していた15.3万香港ドル(日本円換算:約300万円)の現金を奪い去られたとする通報が寄せられたとのこと。

 その後、同局が通報者の男に事情を聞いたところ、説明に疑わしい点があり、また捜査を経て男が当時現金を所持しておらず、二人組の強盗も存在しなかったことが判明。男は最終的に強盗被害をでっち上げしたことを認め、動機についてカジノで負けて所持金すべてを使い果たしたが、家族に説明できずやったなどと説明したという。同局では、男を虚構犯罪の罪で検察院送致する方針。

 マカオでは、これまでにもしばしば同様の事案が報告されている。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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