マカオ、春節GW7日目までの累計インバウンド旅客数は約117万人…前年同期比4.8%減

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつ。今年(2025年)の春節は1月29日で、中国本土では今年は1月28日から2月4日まで8日間の大型連休(春節ゴールデンウィーク)となっている。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月4日に公表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW7日目(春節から数えて6日目にあたる2月3日)のインバウンド旅客数は16万2173人だったとのこと。前年同時期の連休7日目との比較では3.8%増。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の80.9%を占める13万1205人、香港からの旅客が同14.9%の2万4154人で、それぞれ前年同時期の同日から10.0%増、19.3%減。

 今年の春節GW7日目までの累計では、総インバウンド旅客数が前年同時期から4.8%減の117万2312人、単日平均にして16万1759人。

 MGTOは今年の春節GW8日間の単日平均インバウンド旅客数を前年同時期から9%増の約18.5万人とする事前予測を示していたが、7日目終了時点で前年割れに。4日目以降は前年を上回って推移しているものの、最初の3日間の落ち込みをカバーできていない状況。

 参考までに、昨年同時期(2024年2月10〜17日の8日間)の総インバウンド旅客数は135万7803人、単日平均16万9725人だった。コロナ前2019年同時期の単日平均は17万1702人。

春節GW期間中に開催されたライオンダンスイベントの様子=2025年1月29日、マカオ半島・大三巴街(写真:MGTO)

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