マカオ、カジノのバカラゲームで負けた中国人の女が賭けたチップを持ち去り逮捕

 マカオ司法警察局は2月4日、マカオのカジノ施設にあるバカラ台でプレイした結果が負けだったにも関わらず、本来であればカジノ施設側に回収されるべき賭けたゲーミングチップを持ち去ったとして中国人(中国本土居民)の女(40代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、事件が発生したのは同月1日午前11時頃のことで、女は12万6000香港ドル(日本円換算:約247万円)分のゲーミングチップを”バンカー”に賭けたが、結果は”プレイヤー”だったという。当時、場内は春節ホリデーの多客期で混雑していたといい、ディーラーが配当とチップの回収を行う際、女が混乱に乗じて自身が賭けたチップに手を伸ばして取り戻した上、逃走を図ったため、これに気づいた台の担当ディーラーが警備員に知らせ、女を取り押さえた後、同局へ通報したとのこと。

 現場に到着した警察官が女の所持品を検査したところ、当該チップを発見。女は同局の調べに対して犯行を認める供述をしており、同局は女を加重窃盗罪で検察院送致済みとした。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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