マカオ、2024年の旅客1人あたり平均消費額は約4万円…前年から14.6%減
- 2025/2/9 15:09
- ツーリズム
マカオ政府統計・センサス局は2月7日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(10〜12月)の旅客消費調査(ギャンブル消費を除く)結果を公表。
昨年通期の旅客総消費額は前年から5.8%増の753.6億パタカ(日本円換算:約1兆4209億円)。インバウンド旅客数が23.8%増となり、パイが拡大したことが主要因。コロナ前2019年の同時期との比較でも17.6%増。内訳は宿泊を伴う旅客が3.5%増の623.1億パタカ(約1兆1749億円)、日帰り旅客が17.9%増の130.5億パタカ(約2461億円)。
旅客1人あたりの平均消費額は前年から14.6%減の2157パタカ(約4万0670円)。2019年からは32.7%増。内訳は宿泊を伴う旅客が8.2%減の3884パタカ(約7万3230円)、日帰り旅客が12.7%減の691パタカ(約1万3030円)。
消費モデル別では、旅客消費全体の45.4%をショッピングが占め、以下は宿泊の25.5%、飲食の20.9%と続いた。マカオ渡航目的別の旅客1人あたり平均消費額は、ショー・催事観覧が5076パタカ(約9万5710円)、MICE参加が4323パタカ(約8万1510円)と高かった。
主な旅客ソース別の1人あたりの平均消費額については、中国本土が2503パタカ(約4万7200円)、香港が1009パタカ(約1万9030円)、台湾が1952パタカ(約3万6810円)で、それぞれ前年同時期から18.1%、13.0%、8.8%減。ただし、2019年同時期との比較では、それぞれ36.5%、5.8%、41.8%増に。中華圏以外の国際旅客については、北東アジアの韓国が2405パタカ(約4万5350円)、日本が2093パタカ(約3万9460円)で、それぞれ前年から33.8%、1.4%減、東南アジアのタイが2598パタカ(約4万8990円)、マレーシアが1992パタカ(約3万7560円)で、それぞれ22.7%、15.0%減だった一方、シンガポールは6.6%増の2834パタカ(約5万3440円)に。
昨年第4四半期の旅客総消費額は前年同時期から0.2%減の191.5億パタカ(約3611億円)、旅客1人あたりの平均消費額は8.2%減の2126パタカ(約4万0090円)で、減少幅は前の四半期からいずれも縮小。コロナ前2019年の同時期との比較では旅客総消費が17.9%増、1人あたり平均が20.5%増。
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