このほどマカオ金融管理局が公表した資料によれば、昨年（2024年）のマカオの銀行セクターの営業利益は前年比21.3%減の40.08億パタカ（日本円換算：約770億円）で、過去10年の最低水準となった。

　昨年12月末時点の不良債権比率は前年同時期から1.6ポイント上昇の5.5%、不良債権額は30.3%増の560.72億パタカ（約1兆0775億円）に。内訳は居民向けが1.5ポイント上昇の4.2%／47.5%増の217.97億パタカ（約4188億円）、非居民向けが1.8ポイント上昇の6.9%／21.3%増の342.75億パタカ（約6586億円）。

　このほか、昨年12末時点の自己資本比率は15.45%で、前年同時期から1.45%上昇。