マカオ、2024年の新設企業数・登録資本金とも前年から減

 マカオ政府統計・センサス局は2月13日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(2024年10〜12月)の企業統計を公表。

 昨年通期の新規設立企業数は前年から456社減の4555社。登録資本金は37.5%減の10.3億パタカ(日本円換算:約198億円)だった。解散企業数は1098社、取消資本金は4.5億パタカ(約87億円)。企業の純増数は636社減の3457社。

 新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が1509社、ビジネスサービス業が1322社で大半を占めた。新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約96万円)以下が全体の69.2%を占める3150社、合計資本金は全体の7.9%に相当する8140万パタカ(約16億円)。100万パタカ(約1926万円)以上は84社、合計資本金は全体の73.2%に相当する7.5億パタカ(約144億円)。

 昨年第4四半期の新規設立企業数は前の四半期から9社減の1125社。登録資本金は64.8%増の4.2億パタカ(約81億円)で、マカオ政府による清掃事業に関する入札があったことから、これに関連する資本規模の大きい企業の新設が複数あったことが増加の主要因とのこと。解散企業数は271社、取消資本金は2億パタカ(約39億円)で、純増数は46社減の854社に。

 新設企業の資本金の出所については、中国本土からが1.7億パタカ(約33億円)、マカオからが1.3億パタカ(約25億円)、香港からが1.2億パタカ(約23億円)で、全体に占める割合はそれぞれ39.6%、31.5%、28.3%。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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