マカオの「ポリーMGMミュージアム」がオープン3ヶ月以内で入館者数50万人達成

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングスは2月14日、同社と芸術・文化事業を手がける中国の保利文化集団(ポリー・カルチャー・グループ)が共同設立した「保利美高梅博物館(ポリーMGMミュージアム)」の入館者数が50万人に達し、同日記念セレモニーを行ったと発表。

 同社によれば、昨年(2024年)11月初旬の同館オープン及び開幕展のスタート以来、公衆から熱烈な支持を集めており、先の旧正月の春節ホリデー期間には毎日1万人を超える入館者で賑わい、同日、オープン3ヶ月以内で50万人目の入館者を迎えるに至ったという。

 同館は同社傘下のIR施設「MGMマカオ」の1階に位置し、広さは約2000平米。中国の国家1級文物展示基準を満たす造りで、中華圏のホテル内に建設される初めての国際規模のミュージアムとなっており、精密な環境制御、中国の伝統的な無形文化財工芸要素や「一帯一路」沿線国の文化・芸術要素を融合したデザイン、モジュール式で柔軟性の高い展示レイアウト、高精細スクリーン、指向性オーディオシステムなどを採用し、「東洋と西洋、古代と現代、仮想と現実、文化と科学技術」のパーフェクトな融合、調和を体現することで、質の高い展示の実現とともに、来館者に没入型体験をもたらすとしている。なお、入館料は無料だが、同社公式サイト内の特設ページでの予約手続きが必要。

 目下、(2025)年末までに開催をスタートする予定の次期展示の準備が進行中とのこと。

先の旧正月の春節ホリデー期間中に大勢の入館者で賑わったポリーMGMミュージアム(写真:MGM)

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