マカオ警察が違法麻雀賭博店の摘発実施…責任者と客の男女5人送検

 マカオ治安警察局は2月15日、マカオ半島の北部の台山エリアにある路面店の店内で違法麻雀賭博が行われている可能性があるとの通報を受け、同月12日に摘発を実施したと発表。

 同局が立入検査を行った際、店内で責任者の男1人(60代)と麻雀に興じていた客の男女4人を発見したとのこと。責任者の男は同局の調べに対し、昨年(2024年)8月から月額1万パタカ(日本円換算:約19万円)で場所を借りて麻雀店を運営し、1ゲームあたり10パタカ(約190円)を勝った客から徴収、1テーブル1時間あたり最大40パタカ(約760円)で、これまでに約2.4万パタカ(約46万円)の利益を得ていたなどと供述。4人の客についても店内で麻雀賭博をしたことを認めたという。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、店舗の責任者を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したことが法令に触れるとして、本件に絡む5人全員を検察院送致済みとした。

 マカオではローカルエリアを中心に違法麻雀店の摘発例がしばしば報告されている。同日、マカオ半島北部の黒沙環エリアでも匿名通報をもとにした司法警察局による違法麻雀経営事案の摘発があった。

警察署に身柄を移送される違法麻雀賭博店の責任者と客ら(写真:マカオ治安警察局)

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