マカオ、春節ホリデー後にインフルエンザの流行落ち着く

 マカオ政府衛生局(SSM)は2月20日に会見を開き、市民の健康意識と自己防護能力向上を目的とした春季によくみられる感染症及びその予防対策の紹介を行った。

 同局の代表者は会見の中で、マカオでは(2025)年初にインフルエンザの流行がピーク期に入ったが、1月にかけて関係各所が各種予防策に取り組んだこともあり、最新のモニタリングデータで春節ホリデー後のインフルエンザ症例は減少に転じていることを明らかにした。ただし、2月についても一定水準で流行が続いており、春季にはさまざまな感染症が同じく一定水準で流行すると予想されることから、市民に対して警戒を緩めないよう呼びかけた。

 同局によれば、マカオで春季によくみられる感染症として、呼吸器系感染症(インフルエンザ、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、パラインフルエンザ等)と急性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス等)とのこと。インフルエンザについて、今年はA型(H1)の流行が主で、このところ急性胃腸炎も増えてきているとした。なお、目下のところマカオにおけるRSウイルスの流行については比較的低水準にあるという。

マカオ政府衛生局による会見の様子=2025年2月20日(写真:SSM)

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