マカオ警察が違法麻雀賭博店を摘発…責任者と客の男女4人送検

 マカオ治安警察局は2月23日、マカオ半島の北部の菜園涌邊街にあるビル内の部屋で違法麻雀賭博が行われている可能性があるとの通報を受け、同月20日に摘発を実施したと発表。

 同局が立入検査を行った際、室内で責任者の男1人(60代)と麻雀に興じていた客の男女3人を発見したとのこと。責任者の男は同局の調べに対し、2023年4月から月額5500香港ドル(日本円換算:約10.6万円)で場所を借りて、1時間あたり100パタカ(約1870円)を客から徴収する方式で運営し、これまでに約1万パタカ(約18.7万円)の利益を得ていたなどと供述。また、3人の客についても麻雀賭博をしたことを認めたという。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、この部屋の責任者の男を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したことが違法麻雀賭博罪にあたるとし、本件に絡む4人全員を検察院送致済みとした。

 マカオではローカルエリアを中心に違法麻雀店の摘発例がしばしば報告されている。前週にも今回の現場に近くで摘発があったばかり。

警察署に身柄を移送される違法麻雀賭博店の責任者と客ら(写真:マカオ治安警察局)

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