マカオIR運営ギャラクシーが2024年通期業績発表…大幅増収増益、カジノ部門好調
- 2025/2/27 17:43
- カジノ・IR
マカオ政府とカジノ運営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で香港上場のギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は2月27日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(2024年10〜12月)の監査前業績を発表。
GEGはマカオを本拠地とし、マカオ半島で「スターワールドマカオ」、コタイ地区で「ギャラクシーマカオ」と「ブロードウェイマカオ」の各カジノIR(統合型リゾート)、また中小ホテルに併設する衛星カジノ施設「シティクラブ」を運営するほか、建築資材部門を擁する。
同社発出資料によれば、昨年通期の純収入は前年から22%増の434億香港ドル(日本円換算:約8359億円)、調整後EBITDAは22%増の122億香港ドル(約2350億円)、親会社株主に帰属する利益は28%増の88億香港ドル(約1695億円)だったとのこと。
また、カジノ粗収益(Gross Gaming Revenue、コミッションとインセンティブ未控除)は30%増の411香港ドル(約7916億円)で、内訳はマス(いわゆる平場)が25%増の331億香港ドル(約6375億円)、VIPルームが55%増の53億香港ドル(約1021億円)、スロットマシンが52%増の27億香港ドル(約520億円)。

四半期比較については、昨年第4四半期の純収入が前年同時期から9%増、前の四半期から6%増の113億香港ドル(約2176億円)、調整後EBITDAが前年同時期から15%増、前の四半期から10%増の32億香港ドル(約250億円)。
目下、同社では旗艦IR「ギャラクシーマカオ」の第4期拡張部(開発面積約60万平米)の開発に力を注いでおり、このうち17階建て、約100室規模のカペラホテルが2025年中頃の開業を予定しているほか、5000席規模のシアター、多様な料飲・リテール・ノンゲーミング施設、ガーデン、ウォーターパーク、カジノ施設を含み、竣工目標時期は2027年とのこと。このほか、昨年にかけて傘下の全カジノ施設にスマートゲーミングテーブルを導入し、これよって全体的な営業効率アップと顧客管理の強化が期待されるとした。
