濃霧多い春シーズン迎えマカオ海事当局がフェリー運航会社とミーティング開催
- 2025/3/6 15:49
- 社会・政治
マカオでは、濃霧が頻繁に発生する春シーズンを迎えており、マカオと外地の間を結ぶフェリー(高速船等)に遅延や欠航が生じることもしばしばある。
マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は3月3日、マカオを発着するフェリー運航会社の関係者らを集めたオンライン海上安全ミーティングを開催したと発表。春シーズンにかけて濃霧による視界不良が発生しやすいことに加え、台風対策や海上工事等の影響により航行管制が敷かれることもあり、各社に対して船長及び船員による見張りの強化、安全な航行速度の維持、また当局による航行指示を遵守して安全を確保するよう呼びかけたとのこと。
このほか、注意喚起及び安全意識向上のため、船舶事故の分析及び統計についても情報共有がなされ、昨年(2024年)通期にマカオ海域内で発生した船舶事故件数は34件あり、このうち7件がフェリーに関するものだったという。事故の種類は座礁、衝突、火災等とした。
