マカオ司法警察局がカジノIR運営ギャラクシーエンターテインメントグループ従業員対象の防犯ワークショップ開催
- 2025/3/14 15:51
- カジノ・IR
マカオ司法警察局は3月13日、同月11日にギャラクシーエンターテインメントグループと「カジノ企業従業員防犯ワークショップ」を合同開催したと発表。
ギャラクシーエンターテインメントグループはマカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6事業者のひとつで、ギャラクシーマカオやスターワールドホテルなどの統合型リゾート(IR)を運営している。
今回のワークショップはギャラクシーマカオに併設するホテルオークラマカオのボールルームで開催され、司法警察局のゲーミング(カジノ)犯罪調査処、刑事技術庁、薬物犯罪調査処、組織犯罪調査処、人身侵犯犯罪調査科、詐欺対策協調センターから刑事14人が講師役などとして、ギャラクシーエンターテインメントグループ側は警備、ハウスキーピング、レセプション、キャッシャー、調査、スロットマシン、ゲーミングテーブル、ゲストサービス、リスク管理、飲食などの部門から50人が参加したとのこと。

ワークショップでは、まず座学で講師役の刑事捜査員から近年カジノ施設内外で頻発する違法両替を発端とする犯罪の概況についての紹介をはじめ、特殊詐欺(電話詐欺、インターネット上でのロマンス・恋愛詐欺、ブラッシング詐欺等)、薬物、人身売買、ドメスティックバイオレンスといった犯罪の手法解説と関連する防犯技巧の説明を通じて、犯罪に対する警戒を高め、被害防止に繋げるとともに、現場保全能力向上のため鑑識技術に関するレクチャーと捜査協力についての指導が行われ、その後は小グループに分かれて座談会形式で刑事らと参加者が日常生活や仕事中に遭遇する治安問題への対応についての情報共有がなされ、カジノ運営企業従業員の防犯意識と能力の向上を図ったという。
同局によれば、カジノ業界とのコミュニケーションと協力の強化、また地域社会における最新の治安情勢を注視し、各種犯罪の抑止と撲滅に全力を挙げ、カジノ運営企業従業員の防犯知識トレーニングを継続して行い、警民合同による防犯メカニズムを構築し、手を携えて治安維持に取り組んでいく考えを示した。
