マカオ、2025年2月の消費者物価指数は前年同月比0.16%下落…前月比でも0.19%下落に
- 2025/3/25 9:18
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局が3月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)2月の総合消費者物価指数は前年同月比0.16%下落だったとのこと。同局は、旧正月の春節シーズンの月ズレ(前年は2月中旬、今年は1月下旬)を主要因として挙げた。
前年同月の価格指数との比較で比較的下落幅が大きかったのは、レジャー・スポーツ・文化(-5.03%)、運輸(-4%)、情報・通信(-2.83%)、衣類・履物(-1.98%)。一方、その他商品・サービス(パーソナルケア・保険・ネックレス・時計等含む)、たばこ・酒、教育はそれぞれ2.05%、2.03%、1.17%上昇。また、外食・フードデリバリー費の上昇、パンの小売価格の値上がりにより、食品・ノンアルコール飲料が0.69%上昇したほか、住宅・燃料についても0.31%上昇。
今年2月の総合消費者物価指数は前月比0.19%下落。春節シーズン後にパッケージツアーやホテル客室価格が下落に転じたことから、レジャー・スポーツ・文化が3.6%下落。運輸、衣類・履物についてもそれぞれ1.64%、0.93%下落。一方で、たばこ・酒、教育はそれぞれ1.1%、0.46%上昇。市民の暮らしに直結するものでは、外食費とフードデリバリー料金の上昇に伴い、食品・ノンアルコール飲料が0.15%上昇。
また、今年2月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.57%上昇。顕著な上昇だったのは、教育(+2.84%)、その他商品・サービス(+2.54%)、医療(+1.97%)で、運輸(-3.19%)は下落に。
今年1〜2月の総合消費者物価平均指数は前年同時期比0.2%上昇。
