マカオと珠海市の気象当局が協力プランに調印…全面的な協力深化目指す

 マカオ政府地球物理気象局は3月21日、マカオと(隣接する広東省)珠海市の間における気象サービスの相乗的発展を一段と深化・促進することを目指し、同月20日に同局の梁永権局長と珠海市気象局の趙永利局長が珠海で「珠海・マカオ気象サービス全面深化協力プラン」に調印し、両市の気象サービスが全面的な協力・発展の新局面を迎えたと発表。

 同局によれば、今回の調印により、珠海とマカオの両地は、これまでの良好な協力関係を基礎に、気象調査設備と業務ソフトウエアシステムの共同構築及び利用やデータ共有に関する協力をさらに深め、また気象災害に対する共同予防・警報の強化、気象業務に応用可能な人工知能の科学技術研究・開発を推進するとともに、気象学における振興を図り、両地における気象業務のの発展を促進に取り組んでいくとのこと。

 このほか、広東省とマカオが共同で開発を推進する横琴粤澳深化協力区における気象サービスについても、横琴とマカオの一体化に適合した新たな気象サービス体系の確立の模索を模索し、防災・減災メカニズムの整備を進めていくとした。

「珠海・マカオ気象サービス全面深化協力プラン」に調印式の様子=2025年3月20日、珠海(写真:SMG)

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