マカオの2025年2月貨幣・金融統計公表…銀行の不良債権比率は下落に転じ5.6%に

 マカオ政府金融管理局は4月3日、今年(2025年)2月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から4.2%、通知預金が1.0%のそれぞれ減となり、M1は2.0%下落。また、準通貨負債は2.2%増。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は1.8%上昇で、金額は8001億マカオパタカ(日本円換算:約14兆6893億円)に。前年同月との比較では、M1が0.3%、M2が7.3%のそれぞれ増。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.5%、香港ドルが45.4%、人民元が6.3%、米ドルが13.5%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は2.0%上昇の7787億マカオパタカ(約14兆2964億円)、非居民による預金残高については5.0%増の3300億マカオパタカ(約6兆0597億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は0.5%下落の2112億マカオパタカ(約3兆8782億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は2.3%増の1兆3199億マカオパタカ(約24兆2369億円)で3ヶ月連続プラス。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.7%、46.7%、7.6%、24.0%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.2%減の5130億マカオパタカ(約9兆4200億円)。対外民間部門への融資は4.0%上昇の5191億マカオパタカ(約9兆5321億円)。民間部門へ融資額は合計で1.9%増の1兆0321億マカオパタカ(約18兆9521億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ21.8%、43.4%、11.4%、20.2%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年2月末時点で前月末から0.8ポイント下落の51.8%。非マカオ居民含む総体預貸率は0.3ポイント下落の78.2%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ72.2%、57.6%水準。このほか、不良債権比率は前月から下落に転じ、0.1ポイント下落の5.6%に。このところ不良債権比率は上昇が続いていた。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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