マカオ警察が偽造ゲーミングチップ犯罪グループ摘発…中国人の男2人逮捕
- 2025/4/4 19:38
- 社会・政治
マカオ司法警察局は3月29日、中国人(中国本土居民)で構成される偽造ゲーミング(カジノ)チップ犯罪グループを摘発し、このグループに所属する30代の男2人を逮捕したと発表。マカオでは、前週も同様の犯罪グループの摘発があったばかり。
同局によれば、同月27日夜、マカオ半島の中区にあるカジノ施設から額面1万香港ドル(日本円換算:約19万円)の偽造チップが使われたとの通報があり、警察官を現場へ急行させ、捜査に着手。警察官が現場で捜査を行っている際にも、ゲーミングテーブル及びキャッシャー窓口に複数のカジノプレイヤーと「換銭党」と呼ばれる違法両替従事者が次々と偽造チップを使用したとのこと。
その後の偽造チップの入手経路に関する捜査を経て、いずれも違法両替を通じて交換されたものであることが判明。同局が速やかにこれに関与したとみられる人物2人を割り出し、それぞれ現場付近で逮捕。このうち1人の所持品の中から同種の偽造チップを6枚が見つかり、もう1人については逃走途中に同種のチップ7枚をゴミ箱に投棄していたが、発見に至ったという。
逮捕された男2人は同局の調べに対し、いずれも中国本土にいる上役から雇われ、成功報酬を得られる約束だったなどと供述。同局は2人を相当巨額詐欺罪で検察員送致するとともに、前週摘発した同様の事案との関連も視野に入れた上、逃走中の人物の行方や偽造チップの出どころについて継続して追っていくとした。
なお、本件の被害者は13人に上り、うち5人が換銭党。同局では、全員について、賭博目的違法両替罪で検察院送致する方針とのこと。
このほか、本件に絡む偽造ゲーミングチップは外見、重量、サイズが本物と酷似しており、見た目だけでの真贋判断が難しく、専門機器による検査を必要とするものだったという。同局は本件を受け、市民及び旅客に対し、詐欺被害を避けるためにも見知らぬ人物との間でゲーミングチップの両替・交換をしないよう呼びかけを行った。
