マカオ警察が偽造ゲーミングチップ犯罪グループ摘発…中国人の男2人逮捕

 マカオ司法警察局は3月29日、中国人(中国本土居民)で構成される偽造ゲーミング(カジノ)チップ犯罪グループを摘発し、このグループに所属する30代の男2人を逮捕したと発表。マカオでは、前週も同様の犯罪グループの摘発があったばかり。

 同局によれば、同月27日夜、マカオ半島の中区にあるカジノ施設から額面1万香港ドル(日本円換算:約19万円)の偽造チップが使われたとの通報があり、警察官を現場へ急行させ、捜査に着手。警察官が現場で捜査を行っている際にも、ゲーミングテーブル及びキャッシャー窓口に複数のカジノプレイヤーと「換銭党」と呼ばれる違法両替従事者が次々と偽造チップを使用したとのこと。

 その後の偽造チップの入手経路に関する捜査を経て、いずれも違法両替を通じて交換されたものであることが判明。同局が速やかにこれに関与したとみられる人物2人を割り出し、それぞれ現場付近で逮捕。このうち1人の所持品の中から同種の偽造チップを6枚が見つかり、もう1人については逃走途中に同種のチップ7枚をゴミ箱に投棄していたが、発見に至ったという。

 逮捕された男2人は同局の調べに対し、いずれも中国本土にいる上役から雇われ、成功報酬を得られる約束だったなどと供述。同局は2人を相当巨額詐欺罪で検察員送致するとともに、前週摘発した同様の事案との関連も視野に入れた上、逃走中の人物の行方や偽造チップの出どころについて継続して追っていくとした。

 なお、本件の被害者は13人に上り、うち5人が換銭党。同局では、全員について、賭博目的違法両替罪で検察院送致する方針とのこと。

 このほか、本件に絡む偽造ゲーミングチップは外見、重量、サイズが本物と酷似しており、見た目だけでの真贋判断が難しく、専門機器による検査を必要とするものだったという。同局は本件を受け、市民及び旅客に対し、詐欺被害を避けるためにも見知らぬ人物との間でゲーミングチップの両替・交換をしないよう呼びかけを行った。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月1日、”アイス”と呼ばれる覚醒剤の密売に絡み、マカオで内装工として就労する…
  2.  マカオ司法警察局は3月29日、中国人(中国本土居民)で構成される偽造ゲーミング(カジノ)チップ犯…
  3.  マカオとスペインのマドリードを結ぶエチオピア航空による国際貨物定期便が4月3日に就航。同日、マカ…
  4.  マカオ政府金融管理局は4月3日、今年(2025年)2月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下…
  5.  マカオ・コロアン島の北部・聯生海濱路で4月1日、地元の60代の女性が野犬に咬まれる事故が発生。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun