マカオのカジノ内トイレで拾ったゲーミングチップを着服して使い果たす…中国人の女逮捕
- 2025/4/10 15:08
- 社会・政治
マカオ治安警察局は4月9日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノのトイレで拾ったゲーミング(カジノ)チップを届出せずに着服したとして中国人(中国本土居民)の女(40代)を逮捕したと発表。
同局の発表によれば、前月(3月)17日、カジノ客の女性からカジノ施設でトイレを利用した後、個室のウォータータンクの上に額面1万5000香港ドル(日本円換算:約28万円)のゲーミングチップを置き忘れたことに気づき、約1分後に取りに戻ったものの発見に至らず、入れ替わりで個室に入った人物がいたことから、その人物が拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。
通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムやカジノ施設のサーベイランスシステム情報をもとに捜査を進め、容疑者の女を特定。女はすでにマカオから出境していたが、4月7日に港珠澳大橋マカオ側イミグレーションからマカオへ再入境したことがわかり、同イミグレーション施設内で逮捕に成功したという。
女は同局の調べに対し、出来心でトイレの個室内にあったゲーミングチップを拾い、当該ゲーミングチップについてはカジノで使い、全額負けてしまったなどと供述。同局では、女を刑法第200条の拾得・発見物不当占有罪で検察院送致するとした。
最近、マカオでは同様の拾得・発見物の着服事案がしばしば発生している。
