格安航空会社（LCC）大手エアアジアグループのタイ・エアアジア（FD）は4月10日、香港で会見を開き、今年（2025年）6月1日から香港〜沖縄（那覇）路線を新規開設すると発表。

　同社によれば、この路線はタイ・エアアジアが「第5の自由」（いわゆる以遠権）を活用して、バンコク（ドンムアン）〜香港〜沖縄の間をデイリー運航するもので、使用機材はエアバスA320型機（総座席数：180席）とのこと。同日より新規就航記念運賃が販売開始となった。

　同社CEOのサンティスク・クロンチャイヤ氏は会見において、同社として以遠権を活用した路線網の拡大をアジア全域の接続性を高めるための重要な成長戦略と位置付けており、昨年に台北と高雄経由で日本路線を開設したのに続き、今回は香港を新たな経由地とすることとなり、その勢いをさらに加速させるとコメント。

　また、同じく以遠権を活用したマカオと日本を結ぶ路線を開設する計画もあり、香港〜沖縄線の就航後、市場の反応を見極めた上、年内の実現を目指す考えを明らかにした。