マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート（IR）グランドリスボアパレスで4月12日、新作レジデントショー『アドベンチャーズ・オブ・アリス（he Adventures of ALICE）』の公演がスタートした。

　同IRを運営するSJMリゾーツ社（SJM Resorts, S.A.）によれば、『アドベンチャーズ・オブ・アリス』は、国際的に高い評価を得る香港バレエ団共同制作で、同バレエ団の芸術監督、セプティム・ウェブレ氏が2018年に制作し、香港、北京、シンガポール、米国で上演され、好評を博した『ALICE（不思議の国のアリス）』をベースにしたものという。ウェブル氏が振付と演出を担当するほか、作曲家のン・チェクイン氏が音楽、シルク・ドゥ・ソレイユで有名なリズ・ヴァンダル氏が衣装を手がけ、演者はオーディションで選ばれた地元マカオ、また粤港澳大湾区（広東・香港・マカオグレーターベイエリア）のダンサーたちとのこと。

　公演会場は同IRの1階アトリウムに設けらた最新鋭の照明、音響、投影技術を盛り込んだ360度パノラマステージで、ステージと観客との距離が近いのも特徴。

　なお、今回の公演は同リゾートで今夏からスタートするレジデントショーの序章にあたり、（2025年）4月12〜13、18〜20日、5月2〜4日の午後2時と午後4時に上演され（上演時間は約20分）、無料で鑑賞することができる。上演後には演者とのミート＆グリートセッションも設けられる。（※時間は現地時間）

　さらに、今回の公演開催に合わせ、リゾート1階に同作品をテーマにしたフォトスポット、3階「ジャルディン・セクレート」（屋外）にアリスの世界を表現したガーデンインスタレーションの設置、G階のGLPロビーラウンジでテーマメニューの提供なども行われる。