マカオ半島北部一帯で開催中「サンリオキャラクターズ」イベントの消費抽選キャンペーンがスタート
- 2025/4/14 10:49
- ツーリズム
マカオ半島北部の経済活性化策の一環としてマカオ政府経済・科技発展局(DSEDT)とマカオ北区工商連会が主催する日本のIPを活用した「サンリオキャラクターズ夢幻花園(Flora Fête with Sanrio characters)」イベントがマカオ半島北部一帯で前月(3月)29日から開催されている。期間は(2025年)10月13日までの約半年間。
同イベントのメイン会場となるのは祐漢街市公園と青洲坊蓮花広場で、それぞれグルメと花卉をテーマにしたサンリオキャラクターズの大型インスタレーション作品とキャラクターグッズが当たる遊戯ブース*を設置するほか、祐漢街市公園のステージではサンリオキャラクターズのパフォーマンス上演、青洲坊蓮花広場ではサンリオキャラクターズのミート&グリート*も予定されている。また、青洲大馬路に180メートルに及ぶサンリオキャラクターズが描かれたテーマウォール、青茂イミグレーション入口にはハローキティの大型バルーンも設置され、連日多くの市民や観光客で賑わっている。*開催日限定

DSEDTは4月13日、同イベントの一環として、同月14日から(2025年)10月11日まで「消費抽選キャンペーン」をスタートすると発表。マカオ半島北部の中小事業者による店舗で指定の電子決済プラットフォームを使って1決済あたり50パタカ(日本円換算:約900円)以上消費した場合、サンリオの特製キャラクターグッズが当たるオンライン抽選に参加できるとのこと。
DSEATでは、世界的に著名なサンリオブランドとのコラボレーションを通じ、市民及び観光客がマカオ半島北部ならではの魅力に触れるさまざまな要素を組み合わせたイベントとすることで、観光・消費目的での訪問客を吸引し、同エリアの経済活性化につなげたい考えを示した。
開催日限定のプログラムや消費抽選キャンペーンに関する情報を含むイベントの詳細は公式サイト(https://mocommunityevent.com/)で確認することができる。(サイトの言語は中国語、ポルトガル語、英語)

マカオでは一昨年(2023年)1月初頭のウィズコロナ転換による水際措置の大幅緩和を受けてインバウンド旅客数の急回復が続いており、直近まで勢いを維持している。ただし、アフターコロナでは、インバウンド旅客の消費嗜好の変化のほか、リベンジ消費の減退、ボーダーを跨ぐ移動が容易になったことで「北上消費」と呼ばれる広東省珠海市への消費流出など、マカオ市民のマカオ以外での消費が増えたとの指摘もある。マカオ半島北区は地理的に珠海市とのボーダーに近く、コミュニティ経済への影響が比較的大きいエリアのひとつとされる。
近年、マカオでは世界各地の著名IPとコラボレーションしたイベントが数多く開催されており、日本IPの活用例も目立っている。
