マカオ、IR併設カジノ内の店舗で拾った現金を着服して使い果たす…中国人の女逮捕
- 2025/4/24 21:11
- 社会・政治
マカオ治安警察局は4月23日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノ内の店舗で現金を届出せずに着服したとして30代の中国人(中国本土居民)の女を逮捕したと発表。
同局によれば、カジノ内の店舗でポケットの中に入れていた現金9000香港ドル(日本円換算:約16.6万円)をなくし、何物が拾って持ち去ったかもしれないとの通報があり、「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムやIR施設のサーベイランスシステム、通報者が提供した情報をもとに捜査を進めた結果、容疑者の女を特定。女はすでにマカオから出境していたが、4月19日に關閘イミグレーションからマカオへ再入境したことがわかり、同イミグレーション施設内で逮捕に成功したとのこと。
女は同局の調べに対し、この現金を拾ったことを認めた上、カジノで使い、全額負けてしまったなどと供述したという。同局では、女を刑法第200条の拾得・発見物不当占有罪で検察院送致するとした。
最近、マカオでは同様の拾得・発見物の着服事案がしばしば発生している。
