香港→マカオ片道交通費無料キャンペーンが復活…国際旅客誘致策の一環
- 2025/4/29 17:08
- ツーリズム
マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香港→マカオ片道交通費無料キャンペーン「Fly You to Macao」を復活させ、今年(2025年)5月1日から12月31日まで実施すると発表。
同局によれば、同キャンペーンを2024年2月1日から12月31まで実施した結果、11ヶ月で約31万人をマカオへもたらす効果があったとし、今回の復活を機により多くの国際旅客のマカオ誘致を図り、持続的に国際旅客ソースの開拓を進めていきたい考えを示した。
同キャンペーンの対象交通機関は、香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港珠澳大橋経由の陸路で直通するクロスボーダーバス「澳門香港機場直達(Macao HK Airport Direct)」及び「噴射飛航(TurboJet)」と「金光飛航(Cotai Water Jet)」の高速船2社の香港とマカオの市街地感を結ぶルート。

本キャンペーンを利用できるのはグレーターチャイナ(中国本土・香港・マカオ・台湾)以外の「国際旅客」で、日本からの旅客も利用できる。無料チケットの提供枠には限りがあり、なくなり次第終了するとのこと。同局が明らかにしたクロスボーダーバス及び高速船の片道無料に関する条件等は下記の通り。
・クロスボーダーバス
国際旅客が各地から空路香港国際空港へ到着した後、制限エリア内の直通バスカウンターで有効な旅行証券(パスポート等)と香港ボーディングパスを提示することで香港国際空港からマカオへ向かうルートの無料チケットと引き換える。
澳門香港機場直達公式サイト→ https://www.macauhkairportbus.com
*本紙補足:香港国際空港の直通バスカウンターは香港入境審査カウンター手前のトランスファーエリア(E2)にあり、一度入境審査を通過すると基本的に後戻りできなくなるため、本キャンペーンの利用を検討するにあたっては、事前に空港マップ等でカウンター位置を確認しておきたい。また、出発地の空港で預け入れをした荷物は、バスカウンターでの手続き時にバゲージタグを提示して登録することで、マカオで受け取る手配がなされる。
・高速船
香港訪問を目的とした国際旅客に香港からマカオへの片道無料チケットを提供するもので、香港側のフェリーターミナルの窓口で有効な外国旅券(パスポート)とマカオへ向かう前7日以内の香港到着時のボーディングパス半券、Eチケット、交通レシートを提示することで事前予約チケットと引き換える。
噴射飛航公式サイト→ https://www.turbojet.com.hk/
金光飛航公式サイト→ https://hk.cotaiwaterjet.com/
