マカオ政府財政局は6月18日、昨年(2013年)の政府公共財政総合収支を発表。財政黒字は前年比36.9%増の1,245.6億パタカ(日本円換算:約1兆5,935億円)となった。
2013年の公共財政歳入は21.3%増の1,759億パタカ(約2兆2,497億円)で、直接税によるものが18.2%増の1,323億パタカ(約1兆6,921億円)。この直接税の大半をカジノ税の1,267億パタカ(1兆6,205億円)が占める。数ある歳入項目のうち「投資資産の売却」によりものが500%増の46.8億パタカ(約599億円)と伸びが目立った。
歳出は4.9%減の513.8億パタカ(約6,571億円)で、約4分の1にあたる133.5億パタカ(約1,707億円)を10.4%増となった人件費が占めた。また、投資は46%の大幅減となる77.1億パタカ(約986億円)。
財政黒字のうち、中央部門の残高が32.3%増の962.8億パタカ(約1兆2,314億円)、行政自治機関の残高が282.7億パタカ(約3,616億円)。行政自治機関とは郵政局、郵政儲金局(郵便貯金)、退休基金會(年金基金)、金融管理局、汽車及航海保障基金(自動車及び航海保障基金)、澳門基金會(マカオ財団)、存款保障基金(預金保障基金)の7部門を指す。