輸出入ともに伸びる―14年5月対外商品貿易統計
- 2014/6/27 16:34
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は6月27日、今年(2014年)5月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比18%増の9.3億パタカ、輸入は同12%増の74.5億パタカとなった。5月の貿易赤字は65.2億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から29%増の7.4億パタカ、地元産品の輸出は12%減の1.9億パタカだった。
今年1〜5月の累計では輸出が前年比10%増の42.4億パタカ、そのうち再輸出貨物が15%増の34.4億パタカ、地元産品の輸出が5%減の8.0億パタカ。輸入は15%増の366.3億パタカ。貿易赤字は323.8億パタカ。
今年1〜5月の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比23%増の26.5億パタカ、欧州連合(EU)向けが6%増の1.3億パタカだった一方、中国大陸向けが11%減の5.5億パタカ、米国向けが14%減の1.3億パタカだった。
非紡績品の輸出は前年同期比13%増の39.3億パタカ、そのうち機械設備・パーツが47%増の8.0億パタカ、時計が倍増の5.2億パタカ、紡績品及び完成衣料品の輸出は18%減の3.1億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.0億パタカで21%の減少。
輸入元については中国本土が116.3億パタカ、EUが93.7億パタカで、それぞれ前年同期比11%、26%増。コンシューマーグッズが19%増の236.2億パタカで、そのうちゴールド製ネックレスが51%増の46.3億パタカ、腕時計が75%増の35.9億パタカ、建築資材が35%増の14.3億パタカ。
今年1〜5月の対外商品貿易総額は408.7億パタカに達し、前年同期の355.7億パタカから15%の増となった。
なお、今年1〜5月の商品輸入総額に占める日本の割合は約5%で、中国本土(32%)、香港(11%)、スイス(10%)、フランス(9%)、イタリア(7%)に次ぎ、米国(5%)と並ぶ。