高齢者増を反映―13年マカオ医療統計
- 2014/6/28 8:46
- 社会・政治
マカオ政府統計調査局は6月27日、2013年マカオ医療統計を発表。マカオの4つの総合病院の病床数は1,366台となり、前年から12台の微増。病床使用率は3.6ポイント増となる73.2%だった。このうち、仁伯爵綜合醫院(山頂醫院)の病床使用率が4.8ポイント増の81.9%と高かった。人口の高齢化による入院サービス需要が高まり、入院患者数は4.8%増の5.1万人で、65歳以上が4.0%増となる1.1万人を占めた。入院患者の平均入院日数は0.1日増の7.2日。
外来受診者数は5.3%増の144万人。前年の辰年ベビーブームによる反動から新生児数が減少したことで、産婦人科受診者が5.9%減の9.7万人、小児科及び新生児かが2.0%減の11.3万人。この他、透析サービスは4年連続2桁増となる10.6%増の7.1万件。
救急サービス受診者は3.6%増の44.5万人。このうち、タイパの救急サービスセンターが13.5%増の12.5万人、マカオ半島が0.1%増の32.0万人で、救急サービスのタイパへの分流効果が見受けられる。
一次医療及びケアサービスを提供する公立クリニック、私立診療所は720箇所あり、受診者数は11.6%増の379.8万人。このうち中醫(漢方医療)受診者は117.7万人、一般診療は109.4万人。
2013年のマカオの人口1千人あたり医師数は2.5人、看護師数は3.1人、総数では石が1,514名、看護師が1,854名。なお、日本の人口1千人あたり医師数は2.4人。
(註)入院患者数、受診者数はのべ人数