第4回行政長官選挙会委員選挙の投票終わる

任期満了に伴う新任行政長官選挙に向け、選挙を管理する行政長官選挙会委員選挙の投票が6月29日に実施された。今回の第4回行政長官選挙の選挙会委員数は前回から100人増の400人となり、ビジネス、金融、文化、教育、スポーツ、労組、社会福祉、宗教のほか、立法会、全人代などの団体に定数が割り当てられている。

行政長官選挙は選挙会委員による間接選挙。29日に実施された行政長官選挙会委員選挙も間接選挙にあたり、各団体を代表して投票資格を持つ投票人は5,448人いる。今回の選挙で実際に投票を行ったのは4,505人で、投票率は82.69%、選管によると有効票は総投票数の94.05 %にあたる4,237票で、白票が70票、無効票が198票あったという。

なお、立法会から22人とマカオ地区全国政協委員会から16人の定数については、それぞれの組織内で独自に委員を選出。マカオ地区全国人大代表12名は、全員が無投票で全員が委員となる。

一部市民の間では直接選挙を求める声もあり、投票会場近くで抗議行動なども行われていたが、大きな混乱はなかった。

マカオ特別行政区行政長官は、マカオ特別行政区政府の代表者の位置付けで、任期は5年。再任も可能で、すでに崔世安現行政長官が再選出馬の意向を表明している。

第4回行政長官選挙は8月末に実施される予定。

投票締切後に記者会見を行う選挙管理委員会宋敏莉主席(写真:新聞局)

投票締切後に記者会見を行う選挙管理委員会宋敏莉主席(写真:新聞局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun