月間カジノ売上5年ぶり下落―6月3.7%減

マカオ政府博彩監察協調局は7月1日、今年(2014年)6月の月間カジノ売上が前年同月比3.7%減となる272.15億パタカ(日本円換算:約3,460億円)だったことを発表。前年同月比のマイナスは2009年7月以来初めてで、およそ5年ぶりとなる。

前月の323.5億パタカ(約4,113億円)との比較でも15%減だったが、上半期の累計では12.6%増の1,930億パタカ(約2兆4,540億円)と伸びを維持できている。

7月2日付地元有力紙「澳門日報」に掲載された専門家のコメントによると、マカオのカジノ業界にとって6月はもともと閑散期である上、今年はサッカーW杯の開催も売上減に影響したとのこと。中国では中国代表の出場がないにも関わらず、大きな注目を集める国民的イベントとなっている。しかし、一次リーグで競合チームの敗退が相次ぐなどしたことも消費意欲を減退させる要因になったと考えられる。また、中国本土でここ一年続く汚職撲滅の動きも徐々に強まっていることもカジノ売上減に影響を与えているものとみられる。

マカオのカジノ関連では、先日カジノフロア内の宝飾店におけるカード決済の監視厳格化が発表されたばかり。カードで宝飾品を購入し、質入れして現金化するという方法への対策とみられるが、影響を受ける顧客の数は限定されていることから、カジノ売上への影響は小さいと予想される。

月間カジノ売上については、今後も対前年マイナスを記録する月がある可能性も指摘されながら、下半期累計ではプラスになるだろうとの見方が根強く、年間4,000億パタカ(約5兆861億円)の大台は突破するという従来予想は不変。

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

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