ウィンマカオの親会社にあたるウィンリゾーツ社は米国ラスベガス時間7月29日、今年(2014年)第2四半期決算を発表。ウィンリゾーツ社の純売上高は前年同期比約6.0%増となる14.121億米ドル(日本円換算:約1,441億円)。増加の要因としてラスベガス部門の純売上高が12.5%増、マカオ部門が同3.2%増だったことを挙げた。
ウィンマカオの第2季純売上高は前年同期比3.2%増の9.606億米ドル(約981億円)、調整後プロパティEBITDAは5.8%増の3.070億米ドル(約313億円)。一方、上場親会社の株主に帰属する純利益は13.6%減となる1.96億米ドル(約200億円)だった。
VIPゲーミングテーブルのローリングチップ売上は11.7%減の264億米ドル(約2兆6,949億円)。VIPゲーミングテーブルウィンに占めるローリングチップ率(コミッション控除前)は2.93%で、2.7〜3%とした予測の範囲内かつ前年同期の2.94%と同水準だった。
マスゲーミングテーブルウィンは43.3%増の3.110億米ドル(約317億円)、テーブル1台あたりの1日平均テーブルウィンは53%増となる17,852米ドル(約182万円)。マスゲーミングフロアにおけるベッティング額は8.9%増の6.823億米ドル(約696億円)。同社によると、マスゲーミングフロアのゲーミングチップはゲーミングテーブルあるいはチップ交換所で購入するが、チップ交換所で購入したチップはテーブルのベッティング額に含まれないという。上記2つの指標で差が出ていることについては、チップ交換所でゲーミングチップを購入する顧客が増えたことを意味する。
スロットマシンのベッティング額は24.4%増の15億米ドル(約1,531億円)、スロットマシンウィンは14.1%増。スロットマシン1台あたりの1日平均ウィンは59.1%増の1,163米ドル(約12万円)。
ウィンマカオの平均客室単価は6.4%増の334米ドル(約3.41万円)、客室稼働率は2.9ポイント増の98.4%、客室平均売上は9.7%増の329米ドル(約3.36万円)といずれも好調。ノンゲーミング売上は0.7%の微増となる1.006億米ドル(約103億円)だった。
コタイ地区で建設を進める新リゾート「ウィンパレス」については、2016年上半期の開業予定としている。今年第2季のコタイプロジェクトに対する投資額は2.497億米ドル(約255億円)で、累計では11億米ドル(約1,123億円)。