建設労働者日給と資材価格上昇ーマカオ14年第2季

マカオ政府統計調査局は8月1日、今年(2014年)第2季の建設労働者の平均日給及び建設資材価格に関する統計を発表。総体建設労働者平均日給は前年同期比4.1%増の657パタカ(日本円換算:約8,468円)、出稼ぎ労働者を除くマカオ居民に限ると同4.4%増の825パタカ(約10,633円)。

専業または半専業の機械工の平均日給は661パタカ(約8,520円)。このうち最も日給が高かったのは大型運搬車の運転手で、9.4%上昇の943パタカ(約12,154円)で、次いで機械オペレーターが0.3%増の864パタカ(約11,136円)、鉄筋固定工が6.2%増の800パタカ(約10,311円)。一方、鉄工作業員は10.7%減の659パタカ(約8,494円)となった。一般作業員については2.7%増の387パタカ(約4,988円)。

インフレ影響控除後の今年第2季総体建設労働者実質賃金指数は3.1%増の93.5、コンクリート及び配管工の賃金は16.7%増、成型作業員は8.7%増、鉄工作業員は12.0%減。出稼ぎ労働者を除くマカオ居民の建設労働者の実質賃金指数は4.4%増の114.9。

建築資材では、今年第2季のコンクリート平均価格が7.8%上昇となる1立方メートルあたり663パタカ(約8,545円)、螺紋圓鋼と呼ばれる鋼材価格が1.3%下落となる1トンあたり5,056パタカ(約65,166円)。また、住宅建設資材価格指数は1.3%上昇の128.9となった。

リゾート産業の発展に伴い、建設業やホテル業で多くの労働力を必要とする。写真はコタイ地区で建設中のリゾート(資料)―本紙撮影

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