違法喫煙取締り1日600箇所で実施―マカオ
- 2014/8/9 8:57
- 社会・政治
マカオ政府衛生局は8月7日、新禁煙法が施行された2012年1月1日から今年(2014年)7月31日までの間の規制区域における喫煙者の検挙状況を発表した。取締官の巡回場所は582,408箇所、1日平均618箇所で、累計検挙者数は21,164人となった。
今年(2014年)1月1日から7月31日までの巡回場所は167,253箇所、1日平均789箇所で、検挙数は4,836件、うち4,822件が規制区域での喫煙、6件がたばこ製品を客が直接手に取ることができるやり方で販売、8件が基準に合わないパッケージのタバコを販売したもの。規制場所での喫煙事案のうち、男性が全体の93.2%を占める4,492人、女性が同6.8%の330名、また、64.2%にあたる3,107人がマカオ居民、32.0%にあたる1,548人が域外からの観光客、3.5%にあたる167人が非マカオ籍労働者。検挙数が最も多かったのがネットカフェで、19.9%にあたる964件、ゲームセンターが18.2%にあたる880件、公園・フラワーガーデン・休憩所が12.0%にあたる579件。また、総検挙数のうち塔石地区が約31.6%を占め最も多かった。さらに、175件が警察部門の協力を必要とした。罰金の納付状況では、全体の79.8%にあたる3,858人が納付済み。
カジノ内分煙の状況については、衛生局と博彩監察協調局が共同で265箇所のカジノを巡回し、233件の違法喫煙者を検挙した。うち男性が94.8%を占める221名、女性が5.2%の12名、また、域外からの観光客が79.0%の184名、マカオ居民は21.0%の49名だった。
市民からの電話による通報も相次ぎ、1,729件に上ったという。衛生局では、違法な喫煙をしないよう、あらためて市民や観光客へ呼びかけている。域外からの観光客が違法喫煙で検挙され、罰金を納付しないまま出境した場合、次回入境時に影響が及ぶことから、当局では出境前、期日前の納付を呼びかけている。