ナイフと覚せい剤所持の重犯不法入境者を逮捕、非番警官快挙―マカオ

8月11日未明、非番の警察官が過去に不法入境で検挙したはずの人物が街を歩いているのを偶然発見。不審に思い追跡したところ、相手が逃走を試みたことから、近くにいた2名の交通警察官の協力を得て取り押さえることに成功。被疑者のカバンの中から工具及びナイフを発見したほか、住居から覚せい剤が見つかった。

8月12日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。当局は中国・江蘇省出身の45歳男性を不法再入境、禁止武器所有、覚せい剤販売の疑いで逮捕、送検済み。被告は今年4月末に不法入境で逮捕されていたが、今年6月中旬に蛇頭に2,000人民元を支払い珠海からモーターボートに乗ってマカオへ密航を図り、再び不法入境に成功していたという。

快挙の非番警官は、警察署での勤務を終えた後、北京街を歩いている際、自身が今年4月29日にマカオ半島ダイナスティ地区にあるカジノで警戒中に不法入境の疑いで検挙した人物と似ていたことから、追跡を行ったという。

なお、被疑者が住居としていた場所は違法宿泊施設だったことが旅遊局の調べで発覚している。

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月9日、マカオ半島北西部の筷子基(ファイチーケイ)エリアの路上で女子高校生(…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月10日午後7時すぎ、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1…
  3.  マカオ治安警察局は4月9日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノのトイレで拾ったゲー…
  4.  このほどマカオ科学館が公表した昨年(2024年)の年次報告によれば、昨年の入館者数が前年から8.…
  5.  マカオ治安警察局では、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ境内の各所でキックボード…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun