崔世安候補が公式ウェブ開設―第4回マカオ行政長官選
- 2014/8/18 9:12
- 社会・政治
8月31日に投票日を迎える第4回マカオ行政長官選挙。政策綱領発表及び質疑応答会議が開催された8月16日午前0時から、投票日2日前にあたる8月29日24時までが選挙活動解禁期間となっている。唯一の候補者となった現職の崔世安氏は演説会への出席などを通じて自らの政策を訴える。また、公式ウェブサイトとSNSを開設するなど、インターネットを使った選挙活動にも力を入れている。
崔世安候補の公式ウェブサイト(http://www.chuisaion.org.mo/)は中国語(繁体字)、ポルトガル語、英語の3言語となっており、プロフィールや政策、演説会や支持者訪問時のレポートなどを掲載しているほか、意見を募集するコーナーなども設置されている。また、動画コンテンツを豊富に盛り込んでいる。SNSについては、LINEと似た機能を持ち、マカオで広く普及している「微信(WeChat)」を活用。
マカオ行政長官選挙は行政長官選挙委員会委員400名による投票で行政長官を選出し、その後に中国中央政府の国務院によって任命される。今回の第4回行政長官選挙は崔世安氏が唯一の立候補者となっており、信任投票となる。行政長官選挙委員会委員ではない市民には投票権がないが、ネットを使って広く情報発信することで、自身の政策に対する市民からの理解や支持を得たい意向と思われる。