第4回マカオ行政長官選(8月31日投票)に唯一の候補者として立候補している現職の崔世安候補は8月19日、カジノの最前線の現場で働く従業員らと意見交換を行った。カジノのディーラー職について、自身の任期中に非マカオ籍労働者に開放する考えとし、これまでの政策を堅持する意向を明らかにした。
8月20日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。現行の法律ではマカオ籍を持つ者のみがカジノディーラー職に就くことができる。崔候補は、ディーラー職に対する研修プログラムなどを通じたプロフェッショナル化を推進し、管理職への登用などの昇級機会を得られるようにしたいとしている。
カジノフロア内の禁煙については、従業員の副流煙による健康被害への懸念に理解を示した。2012年1月1日に施行された「新禁煙法」は2015年1月に見直し時期を迎えるため、政府として全面禁煙化を推し進めたい考えを強調。