マカオ政府保安司司長（セキュティー部長官）は8月19日、今年（2014年）上半期のマカオの罪案統計を発表。詐欺事案が前年同期比152%増となる600件あり、インターネットまたは電話を利用したものが大半だったという。警察当局ではサーバー犯罪の抑止及び取り締まり強化などを継続していくとしている。

電話を使った詐欺は144件あり、いわゆる「振り込め詐欺」で現金を詐取するもの。また、インターネットを使ってクレジットカード情報やメールの内容を盗み出すものが210件あった。
インターネット関連では、SNSを通じた恐喝事件も39件あった。SNSやチャットを使って裸の写真を送らせ、それをバラまくなどとして脅すもの。

上半期の総体犯罪事案は7,090件あり、前年同期から405件、6.1%の増となっている。

8月19日に行われた保安司司長オフィスによる記者会見（写真：新聞局）