13年マカオの経常黒字19.5%増―域内需要と旅客消費好調で

マカオ政府金融管理局は8月21日、昨年(2013年)のマカオ特別行政区の国際収支バランスシートの初歩統計を発表した。力強いツーリズムサービス輸出の下、経常収支は1,659億パタカ(日本円換算:約2兆1,593億円)の大幅黒字となった。この他、マカオ市民及び政府部門の外地金融試算の大幅増、金融収支の主要項目である非貯蓄性金融資産は1,409億パタカ(約1兆8,339億円)。

国際収支バランスシートは経常収支、資本収支および金融収支で構成される対外貿易総合統計記録の一種。

2013年は域内需要と旅客による消費が好調で、オフショア価格計算による貨物輸入は前年比年間14.5%上昇。同時に、貨物輸出についても10.9%増となり、貨物収支の赤字額は15.0%増の813億パタカ(約1兆581億円)だった。一方、力強いツーリズムサービス輸出により、サービス収支の黒字幅が23.1%増となる3,333億パタカ(約4兆3,381億円)まで拡大した。

一次利益のクロスボーダーフロー要素では、外部からマカオへ直接投資を行った者の利益拡大進んでいることが要因で、純流出価値が21.3%増の633億パタカ(約8,239億円)となった。これには個人トランスファー及びマカオと外地の社会福祉団体間の相互寄贈による二次利益分の純流出228億パタカ(約2,968億円)を含む。

膨大なサービス貿易黒字が貨物貿易の赤字、一次及び二次利益の流出を相殺し、経常収支は19.5%の顕著な増の1,659億パタカとなった。

マカオ金融管理局(資料写真)―本紙撮影

マカオ金融管理局(資料写真)―本紙撮影

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