エボラ水際対策、健康調査対象国を拡大—マカオ衛生局

世界保健機関(WHO)の調査でコンゴ民主共和国西北部でエボラ出血熱が発生したことが明らかになったこととを受け、マカオ政府衛生局は8月28日から同国のパスポートを使ってマカオへ入境する旅客について、健康調査及び追跡対象に加えたことを発表した。

マカオ政府衛生局ではエボラ出血熱の水際対策として、今年(2014年)7月31日からエボラ出血熱流行地域にあたる西アフリカ諸国のパスポートを使ってマカオへ入境する旅客に対する健康調査、マカオ滞在中の追跡措置などを導入している。対象国はギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、コンゴ民主共和国の五カ国。

マカオでは水際対策に加え、隔離病棟を持つ施設の準備や患者の輸送などについても万全の態勢を整えており、先日大掛かりな模擬演習も実施している。

8月22日に実施されたエボラ出血熱対策演習の様子(写真:新聞局)

8月22日に実施されたエボラ出血熱対策演習の様子(写真:新聞局)

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