摘発の違法宿泊施設、犯罪の巣窟だった—マカオ・タイパヴィレッジ

マカオ治安警察局の私服警官が9月1日、マカオ・タイパ島の有名観光地タイパヴィレッジの地堡街にあるマンションの部屋を捜査していたところ、室内で10名の中国本土出身の男女を発見し、うち6名が不法入境者だった。また、6名のうち3名が覚せい剤の販売、吸引、器具持参と違法再入境の疑い。その後、マカオ政府旅遊局によって、ここが違法宿泊施設だったことも確認された。

9月3日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。部屋で見つかった6名の違法入境者は男子2名、女子4名で、年齢は19〜31歳、出身は湖南省、広西チワン族自治区、湖北省。

部屋の中からはシャブやメタンフェタミンなどの覚せい剤が13グラム、吸引するためと思われる器具などが見つかった。警察によると、容疑者らは覚せい剤の吸引の事実は認めているものの、入手ルートについては黙秘しているという。ま

この部屋の宿泊客らによると、マカオのカジノでプレーしている際に見知らぬ者から1日200〜300香港ドル(日本円換算:約2,714〜4,071円)で宿泊できる施設があると声を掛けられたという。

マカオでは違法宿泊施設が違法入境者の隠れ家や違法売春組織の拠点など、犯罪の温床となっていることが指摘されており、今年に入って特に厳しい摘発活動が実施されている。

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

合法宿泊施設への宿泊を呼びかけるチラシ(旅遊局ウェブサイトより)

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