マカオLRT駅中心とした媽閣交通ハブ、年末着工へ
- 2014/9/12 9:07
- 産業・経済
マカオ政府運輸インフラオフィスは9月11日、マカオ新交通システム(マカオLRT)のマカオ半島線とタイパ線の乗換駅となる媽閣駅の隣にバスターミナル、タクシー乗降場、公共駐車場などを一箇所に集めた「媽閣交通ハブ」建設計画に関する一般公開入札を行い、11社が応札した。今年(2014年)末から翌年頭にかけての着工を予定している。
媽閣交通ハブの敷地面積は約1万平米。世界遺産媽閣廟の南にある税関ビル周辺が建設予定地となる。景観に配慮し、地上1階、地下3階の4層構造を予定しており、路線バスのターミナルが地下1階、観光バスの駐車場が地下2階となり、屋上テラスは緑化広場や展望台として開放される予定。マカオLRTのプラットホームのある媽閣駅とは地下1階、地下2階部分で直結し、平行移動できる構造。
マカオLRTの開業予定時期は媽閣から西灣大橋を経てタイパ島に入り、コタイ地区を通ってマカオ国際空港、タイパフェリーターミナルに至るタイパ線が2016年頃、マカオ半島北部の關閘から外港フェリーターミナル、新口岸、南灣湖を経由して媽閣に至るマカオ半島線が2018年頃となる予定。
マカオLRTは、2011年3月に日本の三菱重工と伊藤忠商事が共同でマカオ政府からシステム一式を受注。東京のゆりかもめと同じ、ゴムタイヤ方式のクリスタルムーバー型車輌を導入する。