崔世安マカオ行政長官訪京、習近平国家主席ら中央指導部と相次ぎ会談
- 2014/9/23 8:13
- 社会・政治
9月21日から北京を訪れている現職の崔世安行政長官は22日、同日午前に中南海紫光閣で李克強中国国務院総理と面会し、次期(第4代)マカオ行政長官任命書を受け取り、午後には人民大会堂で習近平国家主席との会談に臨むなど、相次いで中央指導部トップとの面会を行った。
9月23日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。李克強総理は崔行政長官との会談の中で、マカオが中国へ復帰以降15年間に渡って安定した繁栄を遂げたことについて、「一国二制度」の成功モデルであるとの認識を示した。マカオの持続的発展と公正で調和の取れた社会作りのため、中央政府が「一国二制度」や「マカオ人によるマカオ統治」といった高度な自治方針を掲げるマカオ基本法の完全かつ確実な実施、崔行政長官による施政運営を継続してサポートすると語った。
習近平国家主席は、これまで5年間の崔氏の行政長官としての実績を評価し、連任を歓迎するとした。中央政府が託した重責、マカオ市民の希望を背負い、マカオ政府がしっかりと現状の把握と将来計画を立案、実施することを崔氏に求めた。崔氏は中央政府による信任への感謝を述べ、継続してマカオの経済発展、民生の改善を中心とした施政に取り組んでいくと語った。また、経済の多元化及び人材育成を重視することで、持続的発展可能な社会を目指すと付け加えた。