マカオ・香港結ぶフェリー運賃値上げへ、値上げ幅は申請下回る
- 2014/9/30 8:45
- 産業・経済
今年(2014年)10月8日からマカオ(外港、タイパ)と香港(上環、九龍、香港国際空港)の間を結ぶフェリー運賃が値上げされることがわかった。値上げ幅はマカオと香港市街を結ぶエコノミークラスで5パタカ(2.6〜3.4%)増、空港線で8パタカ(3.3〜6%)増。なお、フェリー運営会社が今年3月に当局へ申請していた7.5〜8.3%の値上げ幅を下回る。
マカオと香港の間を結ぶフェリーを運営するターボジェット、コタイジェットから、燃料費の高騰、消費者物価指数の高止まり、人件費の増などに伴い運営コストが増大していることを理由に、今年3月にマカオ政府海事・水務局へ運賃値上げ申請を行っていた。9月29日に海事・水務局は申請に対する審査結果を公表。市民の受け入れ能力、消費者物価指数、海上輸送業の実際の経営状況などを考慮して値上げを認可。しかし、市民や旅客への影響の軽減と、海上輸送業の安定的発展を両立させるため、申請を下回る値上げ幅とした。新運賃は今年10月8日から適用される。