水道料金4年ぶり値上げ、最大家庭用6%、業務用15%―マカオ

マカオ政府海事及水務局は10月6日に記者会見を行い、今年(2014年)11月に4年ぶりとなる水道料金の値上げを行うことを発表した。値上げ幅は家庭用で最大6%、業務用は最大15%となる。今回の値上げでは、使用量の多いほど値上げ幅が拡大する仕組みになっており、節水意識を高める目的もあるとしている。

家庭用については、基準料金の設定をこれまでの3段階から4段階へ細分化。最大6%の値上げとなるが、政府では2ヶ月あたりの水道料金では9割の家庭が4.5パタカ(日本円換算:約63円)の増で収まるとしている。

業務用については一般商業及び工業ビル、政府、学校などが6%、ゲーミング業(カジノ)、ホテル、サウナ、ゴルフ場、土木などが15%のそれぞれ値上げとなる。飲食店では毎月の負担額が100パタカ(約1,400円)以上増加するが、政府は経営を圧迫するものではないとして理解を呼びかけた。

今回導入される新しい水道料金については、実施後1〜2年以内に効果の検証が行われるという。

10月6日に行われた海事及水務局による記者会見(写真:新聞局)

10月6日に行われた海事及水務局による記者会見(写真:新聞局)

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun