平場カジノ禁煙化初日、半数以上の喫煙所が設置が間に合わず―マカオ
- 2014/10/7 9:11
- カジノ・IR
今年(2014年)10月6日からマカオのカジノではマスゲーミングフロア(平場)の全面禁煙化がスタートした。フロア内に喫煙所を設置することが認められているが、マカオ政府衛生局によると、工事や認可の遅れにより、初日から稼働できた喫煙所の数は12施設内の28か所で、申請のあった62か所の半数以下にとどまる。
喫煙所の設置を申請したマカオに全40あるカジノのうち28軒で、設置数は計62か所。禁煙化初日から喫煙所を稼働できたカジノは、下記の通りとなる。(※順不同)
【マカオ半島】
・ウィンマカオ(永利)
・スターワールド(星際)
・フォーチュナ(財神)
・サンズマカオ(金沙)
・バビロン(巴比倫)
・リオ(利澳)
・モカ内港(摩卡內港)
・モカシントラ(摩卡新麗華)
・モカビバリープラザ(摩卡皇都)
・モカマカオタワー(摩卡旅遊塔)
【コタイ地区】
・ヴェネチアンマカオ(威尼斯人)
・サンズコタイセントラル(金沙城中心)
すでに設置申請済みのその他の施設内の喫煙所については、設置工事と当局による審査を経て一般開放可能となる。
衛生局によると、平場禁煙化初日に14のカジノ施設で巡回取り締まりを行い、5名の違反喫煙者を検挙したという。いずれも観光客。同局では、今後も博彩監察協調局と合同で「禁煙Gメン」による巡回をしていくとしている。なお、カジノの禁煙エリアにおける違法喫煙は最大600パタカの罰金が科せられる。