マカオ8月新規住宅ローン貸付承認額、対前月減、対前年増
- 2014/10/16 9:37
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は10月15日、今年(2014年)8月の住宅及び商業物件向けローンの新規貸付承認総額を発表。前月比の新規貸付額は住宅向け、商業向けともに減少となった。未返済ローン残高についてはともに増。
8月の新規住宅ローン貸付承認総額は50億パタカ(日本円換算:約673億円)で、前月比8.3%減。うち、マカオ居民が占める割合は92.4%。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが13.4%減、非居民向けが220.2%の大幅増となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は51.7%増。
未完成物件に対する新規貸付は14億パタカ(約189億円)で、前月比27.0%増。このうちマカオ居民向けが92.9%を占め、前月から22.9%増。昨年同期との比較では2,997.8%増。
商業物件への新規貸付は前月比36.9%増の110億パタカ(約1,481億円)。うち、マカオ居民によるものが97.9%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが30.1%、非居民向けが88.6%のぞれぞれ減。前年同月比では169.0%増。
8月末現在の住宅ローンの未返済残高は1,440億パタカ(約1兆9,391億円)で、前月末から2.3%、前年同時期から30.4%のそれぞれ増。このうちマカオ居民が占める割合が94.0%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から2.2%、3.1%増。
商業物件向けローン未返済残高は前月末から0.5%、前年同時期から40.0%増となる1,117億パタカ(約1兆5,042億円)。このうちマカオ居民が占める割合が90.7%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から0.5%、0.7%増。
8月末締めの住宅ローン未返済比率は0.06%で、前月末と同水準、前年同月から0.01ポイント上昇。商業物件向けローンの未返済比率は0.07%で、前月末、前年同月と同水準。