MGMコタイはアートで勝負―パンジー・ホー会長

10月28日、マカオで開催されたグローバル・ツーリズム・エコノミー・フォーラム2014に出席したMGMチャイナ会長、シュンタックグループ常務のパンジー・ホー氏がメディアの取材に応じ、マカオ・コタイ地区で開発を進めている複合リゾート施設MGMコタイについて語った。

ホー氏によると、MGMコタイの区画は競合他社と比較して大きくないことから、建物の大きさで勝負することはできないとのこと。限られたスペースの中で、MGMらしい気品をさらに高め、革新的で芸術的素養を深める体験ができる施設づくりを目指したいとの意向を示した。同社はこれまでカルチャー、アートを重視し、ノンゲーミング分野の拡充に重点を置いてきたとしている。

現在、博物館、ギャラリー、アーティストなどとの協力を模索しているという。ただし、芸術品を買い集めて展示するのではなく、オリジナル作品にこだわりたいとのこと。

シュンタックグループでは横琴新区にサービスアパートメント、ホテル、オフィスビル、ショッピングモールからなる複合施設の開発を本格的にスタートしている。これについて、横琴新区とマカオの関係は今後ますます緊密化するとの考えで、マカオでの経験を活かした運用を行いたいとした。また、その他地域についても類似の投資計画を展開したい意向があるとも語っている。

グローバル・ツーリズム・エコノミー・フォーラム2014に登壇したパンジー・ホー氏。同氏はフォーラムの副主席兼事務局長を務める(写真:GTEF)

グローバル・ツーリズム・エコノミー・フォーラム2014に登壇したパンジー・ホー氏。同氏はフォーラムの副主席兼事務局長を務める(写真:GTEF)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月9日、マカオ半島北西部の筷子基(ファイチーケイ)エリアの路上で女子高校生(…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月10日午後7時すぎ、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1…
  3.  マカオ治安警察局は4月9日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノのトイレで拾ったゲー…
  4.  このほどマカオ科学館が公表した昨年(2024年)の年次報告によれば、昨年の入館者数が前年から8.…
  5.  マカオ治安警察局では、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ境内の各所でキックボード…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun