COD、平場カジノの全面禁煙化開始後に未許可の喫煙ゾーンを設置か—マカオ
- 2014/11/6 10:26
- 社会・政治
マカオのすべてのカジノのマスゲーミングフロア(平場)の全面禁煙化が今年(2014年)10月6日からスタートした。以降、喫煙はフロア内に設置された政府の認可を得た喫煙所のみで可能となっている。喫煙所の設置申請はすでに締め切られており、新たに設置することはできない。VIPカジノについては、従来通りフロア面積の50%までの喫煙ゾーンの設置が認められている。
マカオ政府衛生局の李展潤局長は11月5日、マカオ・コタイ地区のカジノ付きIR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ内にあるカジノのマスゲーミングフロア内に全面禁煙化後に未許可の喫煙ゾーンが設置されているとの投書があり、現地にスタッフを派遣して調査を行ったところ、通報にあった事実が確認されたとし、法律に基づいて対処していることを明らかにした。結果の詳細は後日発表するとのこと。また、李局長はシティ・オブ・ドリームズ側との間に法律に対する見解の違いがあるだろうとし、後日発表する結果に対して先方が上訴することも可能だとコメントしている。
マカオでは2012年1月1日に室内の公共エリアなど大半の場所を禁煙化する「新禁煙法」が施行された。衛生局では施行後3年となる2015年1月に法律施行後の効果について総括レポートを発表する予定。同局では公衆衛生の観点からマカオの全面禁煙化が最終目標との立場。