マカオの公務員給与ベア6.7% 来年1月から

マカオ特別行政区の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官は11月11日に立法会で行った2015年度予算アレンジに関する演説の中で、公務員給与の改定について言及。給与計算の根拠となる1ポイントあたり単価をおよそ6.7%アップとなる79パタカ(日本円換算:約1150円)とし、立法会での法案審議を経て来年(2015年)1月1日から実施する見通し。

公務員給与の改定はインフレ率、購買力、財政状況、民間企業の給与水準などを勘案して実施される。近年の経済発展に伴い、右肩上がりの状態が続いている。なお、今年上半期のマカオのインフレ率は6.1%、上半期時点のGDP成長率は10%、財政余力も十分で、民間給与も上昇となった。

マカオの就業人口はおよそ40万人おり、公務員はそのうち7.5%を占める約3万人。ポルトガルから中国へ返還される1999年以前は約1万7000人だったが、その後15年間で1万1000人増えた。なお、カジノ関連企業従業員(仲介業者除く)は約5万8000人おり、就業人口の14.5%を占める。

マカオ立法会で演説を行うマカオ特別行政区崔世安行政長官=11月11日(写真提供:GCS)

マカオ立法会で演説を行うマカオ特別行政区崔世安行政長官=11月11日(写真提供:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun